カミネ新店舗<L’espace de Kamineエスパス ド カミネ>にコーナーオープン

ブランドワールドを感じる空間の誕生

「The Evolution of Tradition/進化する伝統」のフィロソフィーから誕生したローマン・ゴティエの時計は、独自の機構や手作業による他には類を見ない高いレベルの仕上げで、世界中の時計愛好家を魅了し続けています。エンジニア出身という経歴による精密な加工技術、そしてジュウ渓谷で生まれ育ったという環境から身に付いた伝統的な時計製造技術への敬意、理解と知識。これらが融合した個性を持つ製品は、多くの人を惹きつけています。

この素晴らしいローマン・ゴティエの世界と製品を堪能できる空間が、2023年4月プレオープンした神戸の時計宝飾専門店カミネの新店舗<L’espace de Kamineエスパス ド カミネ>に誕生しました。西日本エリアで唯一の正規取扱店に誕生するコーナーは、ブランドの独自性を表現するデザインコンセプトを取り入れており、日本の愛好家のみならず世界の愛好家にとっても訪れる価値のある場所となります。また、このコーナーはすべて、スイスの職人たちによって、開発・製作されたということも特筆すべき点です。

ブランドの個性を反映した空間

コーナーのデザインは、ブランドの歴史と独自性を反映しています。特に色と素材はブランドの起源と、それぞれの製品によって表現された異なる世界を思い起こさせてくれます。例えば、マッカーサーエボニー(縞黒檀)はジュウ渓谷の自然や森林の象徴であり、ローマン・ゴティエのディスプレイにも長く使われてきました。これは、ヘリテージコレクションの気品あるイメージや手作業による丁寧な仕上げなどを表現しています。一方、ディスプレイのアクセントに使われているブラックとマット仕上げのスティールは、対極的なイメージでフリーダムコレクションを想像させます。

象徴的なディテールを表現したテーブル

テーブルのエッジをよく見ると、コンティニュアムのムーブメントの面取りと同じような仕上げになっていることに気付きます。真っ直ぐなラインを活かしつつ、曲線を描いたエッジなどは、まさにムーブメントブリッジとシンクロしています。さらに、ブランドフィロソフィーである「進化する伝統」がデザインの中に表現されています。テーブルの土台となる脚がエレガントで滑らかな曲線を描いているのは、ヘリテージコレクションと伝統的な職人技がブランドの基礎にあることを芸術的に表現しています。そして脚に支えられた光沢のある堅いデスクの盤面は、フリーダムコレクションやコンティニュアムに見られる現代的なタッチを感じさせます。このようにテーブル全体―土台からトップにかけて、伝統が進化してきたこれまでの軌跡を表現しているのです。

ブランド創業の地、ジュウ渓谷を再現したウォール

ブランドイメージとフィロソフィーを伝えるのに、コーナーウォールの印象はとても大事です。そこで、ウォールには創業地ジュウ渓谷を空から見た景色を再現しました。ジュウ湖、ジュウ渓谷に代表されるヴォリオン地方、そしてローマン・ゴティエ工房の位置関係を正確に表現できるサイズで作られています。ジュウ渓谷は、ローマン・ゴティエが保存しようと考えている専門知識や技術、そしてヘリテージを集めたスイス時計産業発祥の地といえる場所ですので、ここを強調することは重要だと考えます。

ウォールは約1,500x800mmサイズのパネル3枚を組み合わせ、ジュウ渓谷の起伏を再現するために3D製作工具を使って樹脂パネルに彫刻を施しています。より精密な作りのために、1枚のパネルにつきおよそ2,450万個、0.2×0.2mm解像度の点をベースにして立体加工をしていきます。最高度の精密さを追求した結果、1枚のパネル加工のために工具がたどった長さは約3,400kmにも及び、なんと香港―東京間の距離以上の長さに匹敵します。また、ウォールの色はジュウ渓谷の景色で見られる石灰岩にできる限り近い色に仕上げられ、塗装で保護されています。

ブランド創業時からローマン・ゴティエと長く交流を続けてきており、ブランドと製品について深く理解する時計・宝飾専門店カミネから新しく誕生した「L’espace de Kamine (エスパス ド カミネ)」で、素晴らしいコレクションとともに皆さまのご来店をお待ちしております。

<ローマン・ゴティエコーナー>

L’espace de Kamine エスパス ド カミネ
〒650-0036 神戸市中央区播磨町46ニッケ播磨町ビル
078-325-3600
営業時間:10:30~19:30(水曜定休)